【要約】「(最新版)まずはアパート一棟、買いなさい!」超実践的、本気なら読むべき本

まずはアパート一棟、買いなさい 不動産投資

不動産投資家の間で「まずアパ」とニックネームまでついている名著を読んだので、なるべく簡単に要約してみた

この「まずはアパート一棟、買いなさい!資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意」の著者は不動産投資家の石原博光氏、彼はなんと本書をこれまで2度ものバージョンアップをしている

2010年に初版、2016年に改訂版、2021年にこの最新版という流れで日々変化する社会情勢や不動産投資業界の変化を盛り込んでブラッシュアップされている

この本のおすすめだと思うポイントは、何と言ってもすごく具体的に書かれているということ、超実践的な内容であるということ

前回記事ではまさに初心者が読むべきだと思う本を紹介したが、この本は生半可な気持ちの初心者なら字の細かさ、具体的な数字や言葉で読むのをやめてしまうかもしれないと思うほど

ただ、逆に言えば本気でこの本を読んで知識をつけたいと思う人にとっては確かに不動産投資家が「まずアパ」というくらい、まずは読むべき超実践的な本であると思った

ぜひ一度手に取って読んでもらいたい

なぜ不動産投資なのか

残念ながら日本は30年もの間、サラリーマンの給与は横ばいであり、物価上昇を考慮すると下がっているとも言える状況にある

そのため、国はNISAやiDeco等の制度を作るなど、積極的に「自分で老後資金を貯めて」「副業をして」と推進し始めた

そこで、不動産投資をおすすめするという著者

不動産投資の大きなメリットに他人のお金で勝負できる点であり、これはいわゆる投資の株やFXにはないところ

しかも、金融機関からのローンを返済し終えたら、お金が稼げる仕組みを手に入れた状態であるということ

不動産投資は「投資」というより「事業」という性格が強い投資法

不動産購入後は、入居者をつけ満室経営を目指し、リフォームなどで設備を充実させることで物件の価値を高めることができ、利回りを自分の力で改善することが可能

さらにサラリーマンなど本業がある人にも向いている方法であるということも不動産投資のメリット

不動産業は古くからある商売であり、社会には大家をサポートする仕組みが多くある

信頼できる管理会社やリフォーム会社を見つけ、自分だけの「チーム」を作ることで稼げる物件が出来上がり、毎月知らぬうちに口座に家賃が振り込まれるという状態が作られる

また本書の冒頭に不動産投資のリスクが紹介されている

各種リスクについてどう対処するかについてもすでに準備されており、しっかり本書で学ぶことができる

不動産投資を始める、最初が肝心

著者は、この本のタイトルにもあるように「まずはアパート1棟買いなさい」と述べている

その理由は端的に言えば「効率的だから」ということ

都心の区分所有のマンションを3,4件を購入し稼働させるプロセスを踏むよりも地方のアパート1棟を購入するほうがプロセスが1度で済み、利益も大きいことから早くに経済的安定を手に入れることができるという

そして、本書では明確に目標とする数値を示している

「少なくても表面利回り13%以上、できれば17%以上の高利回り物件を購入、実質利回り8%をでるよう運営する」

また、これらの材料をもとに自分が目指すべき目標を数字で明確に設定したほうが良いと述べている

何はともあれ、不動産投資を開始する最初の第1歩、最初の1棟は慎重かつ丁寧に選び、購入していく必要がある

本書では、買ってもいい物件か、買ってはいけない物件かを実践的な内容を踏まえ紹介している

特に著者は本書で口酸っぱく言う言葉に「持たざる者はリスクをとって、知恵を絞ってリスクを回避すること」と言っている

つまり、勝負するのは地方のアパートや都心の築古アパートの高利回り物件であり、都心の比較的安全で安定な低利回り物件ではない

資金力が乏しい初心者はリスクをとる、リスクをについて賢く対処する必要があるという

もちろんそのために本書のようなものを手に取りしっかり読み込み、知識武装する必要がある

どのような物件が買うべきか買わないべきかは本書にゆだねる

この最新版では不動産投資で最も重要なパートとなる「融資」については内容を一新して、10ページ以上もボリュームアップしたとのこと

融資を取り巻く環境は、歴史的に金融機関の融資姿勢はコロコロ変わるものであり、しかし全体的には厳しくなってきているとのこと

実績がない人、属性が低い人にとっては逆風だが、自己資金の投入割合を増やしたり小さくても実績を作ることでまだまだ融資を引くことは可能だと著者はいう

著者的におすすめは日本政策金融公庫(以下、公庫)であるという

公庫は、民間の金融機関で融資してもらえないような 案件で融資するのが原則であり、収入の少ない人、収入が不安定なフリーランサー、自己資金が少ない人のセーフティネットという位置づけ

比較的低い金利で借りれるところもうれしいところ

本書では公庫のメリット、デメリットにもついて結構詳細に触れており、初心者にかなり心強いアドバイスであると感じた

不動産を購入後にやるべきこと

不動産を購入だけでは不動産投資は終わらない

不動産購入後は、その物件の家賃徴収や各種問い合わせ対応などの管理業、購入直後のリフォームやそして、売却時まで続く満室経営

これらを実現してこそが不動産投資である

管理では、いかにして管理会社を見つけるかが記載されています

管理者会社は物件の地元で見つけ、できるだけリフォームを大家のやりたいようにさせてもらえるところが良いという

最終的には仕事はパートナーとの関係性が重要、当然そこには一方だけが損をするというのではいけない、それなり対等の対価を支払えるいい関係を見つけ出すことが重要であると感じた

そして、著者がかなり力を入れているなと感じたのがリフォームである

このリフォームをどうするかにより家賃設定を決めることができ、結果実質利回りに影響する

また、リフォームは入居者のニーズをうまく取り入れることが重要であると感じた

どんな人が住む土地か、物件なのか、それらを的外れでない分析を行いて信頼できるリフォーム会社に依頼できれば、失敗はないのかもしれない

というわけでまとめ

さて、今回は不動産投資業界で「まずアパ」と呼ばれる名著「まずはアパート一棟、買いなさい!資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意」を読了し、がんばって俺なりに要約してみた

本書は、著者の不動産投資家の石原博光氏の直伝の物件選び、融資の引き方、管理会社の選び方、リフォーム、満室経営の極意についてしっかり、細かく述べられている

生半可な気持ちの初心者が最初に読むと、「うっ」となってしまうくらい小さい字で細かな数字、費目、金融機関名などあまりに具体的に記載されているものだからそっと閉じてしまうかもしれない

ただ、これから俺は本気で不動産投資をやるんだって俺みたいな人にはバイブルとなるような本であると感じた

俺みたいな初心者は1冊だけといわずに、様々な著書を読むことでより知識を付け、詐欺にだけは騙されずに、不動産投資を開始しよう

なおば

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