小学5年生の息子が俺がコーチをしていたチーム(元チーム)を辞めて、新チームへ移籍をして約1か月が経つ
元チームを辞めたのは小学4年生いっぱいで小学5年生から新チームへの移籍となった
元チームを辞めた経緯については色々あるので前回のブログで書いたので詳細は省く
ともかくこの記事では、新チーム移籍して1か月経つ中で見えてきたこと、思うことを
つらつらと書いていきたい
後編もあるよ
移籍をして思うこと
結果的に良かったと思う
誰しもがチームを移籍してよかったと思いたいだろうし、本当に良かったと思う人と良くなかったと思う人がいると思う
俺の場合、俺の息子の場合、その前者で本当に良かったと思っている
その理由にはいくつか思いつく
良かったこと
- チーム全体がサッカーを真剣に取り組んでいる姿勢がある
- チームプレーをするという姿勢がある
- スポーツ選手として、一人の人間としての所作、礼儀を重視している
- 比較的保護者の負担が少ない(ようにしている)
- 息子自身が「楽しい」と感じており、真剣に取り組む姿勢になった
こんな感じだ
今回の移籍は「スポ少」→「スポ少」である
よくある移籍とは「スポ少」から「クラブチーム」だろう
そしてその移籍の理由は「もっとうまくなりたい」「保護者の負担が重いのがいや」というのが主なものだろう
そういう意味では俺らの異色の移籍なのかもしれない
だって、別にうまくもならないかもしれないし、保護者の負担だってほぼ変わらないかもしれない
だけど、結果的に、あくまで1か月の体感だけど、「うまくもなっている」し「保護者の負担も少なくなっている」
その程度については、人それぞれ思うところはある
それはもうそれぞれの家庭、個人の価値観
少なくても我が家では息子は真剣に、楽しそうに、向上心をもって取り組んでいると感じているし、そうさせているチームがあると感じている
現段階のトレーニングマッチ(通称、トレマ)でもサイドバックのポジションで一日フル出場もさせてもらった(ベンチは2~3人)
入団のご祝儀ってことはないよね?
サッカーという競技(スポーツ)に真剣に取り組む姿勢
まぁいろいろと良いところはあるけど、結局こういうこと
この移籍したスポ少チームのともかくこの「サッカーという競技、スポーツを真剣にやる!」という姿勢が感じられたってこと
- チームスポーツであることから、チームプレーを重要視しているし
- チームプレーの一つ一つは個人技術に上に成り立っているし
- チームプレーを行う上での必要な規律や秩序を大事にしているし
- さらにチームに提出する個人個人にノートがあったこと
チームプレーとは何か
サッカーにおけるチームプレーを一口で言うのは難しいけど、あえて言えば
オフザボールの動きがあるかないか
オフザボールとは、簡単に言えば「ボールを持っていないときの動き」でその対極にあるのは低学年のボールに群がるサッカー
このオフザボール・・・低学年から中学年に上がるころから学ぶものだと思うが、これが元チームでなかなか浸透しなかったと感じている
個人個人できないことはないが、チーム全体でそれが「できている」となるにはかなり難しい
これはチーム全体のマインドに関わるから難しいのだと今は思っている
「何のために動く?」「誰の何をするために動く?」ということが口で説明できるメンバーが増えてくることで全体がボールがない動きが活性化し
スペースへの自然なパスが増えたり、周辺を確認できたり、声がでたりするようになる
そして、このチームの子の学年は、ここに「個」も捨てないという感じ
「どんどんドリブル」という姿勢もある
ここは俺も共感したところ
パスサッカーを覚えるとパスこそ正義になり、点数が決められるな大事なシーンでパスをしてしまうようでは弱腰、逃げ腰のサッカー
それでは強くない、強靭なチームプレーとは、一人一人が点数を決める強さを持ち、互いに助け合うことできるチームであったり、プレーだったり
というものを目指しているチームだと思った
一人の人間として必要な所作や礼儀
また、「コーチの目を見て話しを聞く」などもかなり厳しい
この点は場合によっては時代遅れ感があるといわれる部分があるかもしれない
我が家としては、息子に厳しい環境を感じてもらいたいという価値観だったのでそれでよいと思っている
結果的に目上の人、コーチ、先生の話を聞くという所作を得ることができる
社会では必要な所作
ときには1時間近く話を聞いていることがあった、結構しんどいと思うけど、それでもほとんどの子がだらだらせずに聞き続けているということに感心した
うちの息子も面食らっただろうが、特に文句はないらしい。そんなもんと思っているらしい
すでにたくましい
また、グラウンドの整地(トンボがけ)や片づけ一つとっても感心した
高学年から練習終わった号令から走ってトンボをもってグラウンドの整地を行っている
トンボがけはまぁまぁ時間がかかるのだが、その間片付けが済んだ他の学年や子供たちは
終わりの礼までの間、並んで待つという・・・
「帰ってもいいんじゃね」ってさすがに思ったが、ちゃんと先輩の作業を待つという姿勢を学年を超えて全体で実施している
先ほども言ったが、もしかすると昭和感?平成感?があるかもしれない
でも、チームプレー、団体行動を行うのに時代もへったくれもない
必要なのは人が人に思う敬う気持ち、感謝の気持ち
時代によってはそれが必要ないとか不要とかそんなことはない
ただ、、、トンボ・・・もう少しそろえてほしいと思った
息子の姿勢が明らかに変わってきた
移籍して1か月たつが、今の段階では友達と呼べる子はいないよう
話せる人は増えてきたとのことだが、練習でも試合でもまだボッチのよう
元チームではありえなかった光景
そんな心もとない環境でもコーチの話を真剣に聞き、練習一つ一つに真剣さをもって取り組んでいる
元チームで俺がコーチとして小学3年生、4年生を見てきたが、こんなに素直に話を聞き、実行に移すことは少なかった
年齢も要素もあるだろうけど
新チームのノートも練習や試合ごとに書いている
それを読むと、ちゃんとコーチの言ったこと、あとで俺が付け加えて言ったことなんかがちゃんと書かれていると感動する
ちゃんと響くんだなと
サッカーでも、どんなスポーツでも、もはやスポーツでなくてもいいけど
何かを真剣に取り組むことになれて本当に良かったと感じている
文化というものについて
ここまで新チームのことについて語ってきた
元コーチとしては、嫉妬せざるを得ない光景をまざまざと見せつけられた
「なんで、こんなにうまくいっているんだ?」
俺もコーチのときに「チームプレーを実行する。だけど個人技術は必要だ」と思い
ドリブルやリフティングや止める・蹴るなどの基礎技術の練習、オフザボールの練習に取り組んできた
だけど、いろいろとまだまだだった
小学3年生だとか小学4年生にそこまでできないということもある
だけど、元チームの上の学年を見ていても大して変わらない
少し毛が生えた程度、びっくりはしない、1年たてばそのくらいという程度で根っこは一緒のような
なんというか、ひたすらにうまい子に頼るプレーやチームの雰囲気、ごり押し、ムラがある
こんな感じが似合うプレー
一方で、新チームの上の学年、下の学年でも必死にボールを持たない人も走る、走る、走る
オフザボールの波、嵐
押し寄せる波がごとく、どんどん人がやってくる
誰が一人に頼るプレーなどとは形容できない
逆に言えば、「誰がうまい子?」と尋ねてしまう感じ、「みんながうまい」という表現になってしまう
ここで、俺は「文化ってそういうことなのか」ということに気が付いた
元チームの文化はどの学年でも、どのコーチが教えても、教えられる子どもたちの性格がどうであっても何か同じ感じになり、
団子サッカーからワンマンサッカーでカウンターサッカー
新チームの文化はチームプレー、技術や精度のばらつきが少ない、悪く言えば均一的、どの学年でも
俺は新チームのような姿を理想として、コーチを行ったがうまくいかなかった
下手ではないけど、特定の誰かの光るプレーで点数がとれてしまう
なんかそれで良いなってなってしまう
言い方悪いが、思考が止まってしまっているような
勝利至上主義につながってしまうような危うさがある
文化ってのは、そこに集まる人々、監督、コーチ、保護者、子供たちが紡ぐ暗黙知が脈々と共有されて、結果的にどんな人がこようともある程度同じ出力結果になる
それを変えるってのは相当な英雄が現れるか、一回潰れるかしないときっと変わらない
いいも悪いも文化ってのは勝手に築かれて伝統となるというわけだな
それはそこに所属する価値観が合う人は残り、合わないと感じた人は各自のタイミングで抜けていく
それがまた文化の伝承に貢献する
ってな感じだな
サッカーから文化の話になったんだな、うんうん
というわけでまとめ
いったんここで前編を終わる
小学5年の息子が新チームへ1か月が経ち、元コーチの俺が思うことをつらつらと書いた
今回のスポ少からスポ少の移籍で、比較的うまくいった移籍だと思う
そして、息子自身楽しく、真剣にサッカーに取り組めてよかった
移籍がいい結果になるか悪い結果になるか、それはいろんなことに左右される
その人自身の価値観、チームの文化、チームに所属する人たち
ただ、体験に行けば、練習の端から端まで見て、コーチや子供たち、保護者達がどんな行動をとっているのかつぶさに観察すれば移籍するヒントが見つかる
俺は見つかった
というわけで後編に続く
なおば
スポ少に疲れてしまったら少し月謝は掛かるけどこんなのものあり
リベルタサッカースクールリベルタサッカースクールは全国約1,500箇所、約20,000人のお子様が通うサッカースクールで、定期的な指導研修を受講した指導員による指導でサッカーの技術向上、運動能力の向上をめざしているとのこと
責任を持ったプロ正社員・チームによっては父母会が結成されており、保護者間の関係が非常に濃厚な場合もあるが、リベルタサッカースクールでは、お茶くみ当番や祝勝会などの保護者様の負担となるようなことは一切なし
スポ少のほかによい選択肢はないかってんならリベルタもありだな
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