【少年サッカー】勝利至上主義はマジでやめるべき【コーチの主張】

勝利至上主義はマジでやめるべき サッカー

強く言いたい!!

高らかにこのブログからこっそり主張したい

日本の隅っこから主張したい

スポ少のお父さんコーチとして少年サッカーの現場に立ち

マジでこれ

「勝利至上主義はマジでやめるべき」

気づいてください・・・JFA(日本サッカー協会)

狂気な保護者、傍若無人なサッカー狂の子どもが増えている気がします

そんな環境で育った選手が本当に日本サッカーを強くするのか

さらに言えば、この先の日本を背負ってたてる大人のなるのか

早くに気づいて方向を転換をしたほうがいい

そして、それに気づいた人は賢く振舞いましょう

そうそう簡単にチームは変えられないと思う

だから、付き合い方を見直し、けして相手に染まらないように

可能なら他のまともなチームを見つけてみるものあり

ただ、今の日本ならある程度どこも似たようなものと考える必要がありそう

勝利至上主義をやめるべき理由

ほとんどこれに集約する

「子どもの心身の成長に悪影響を及ぼすから」

全日本柔道連盟は英断をした

理由を説明する前にこちらを紹介したい

全日本柔道連盟は2022年3月に通達した

さて本年より、全国小学生学年別柔道大会は廃止することと致しました。

全日本柔道連盟

要は全国大会を廃止したのだ

その理由に以下のように言っている

昨今の状況を鑑みるに、小学生の大会においても行き過ぎた勝利至上主義が散見されるところであります。心身の発達途上にあり、事理弁別の能力が十分でない小学生が勝利至上主義に陥ることは、好ましくないものと考えます。

全日本柔道連盟

行き過ぎた勝利至上主義がよく見られたと

そしてそれは、子供の心身の発達に良くないって言っているわけだ

俺だけが言っているわけではないということ

全日本柔道連盟だけではなく、すでにアメリカやイギリスでもこの動きは広がってきているよう

なぜ広がってきているのか

そのスポーツを強くしたいからというのがその背景にあると思う

結局どうやって強くするのかということを突き詰めると

勝利至上主義から脱却が必要

何やら矛盾したように思うかもしれないが

俺も同じ思い

俺なりにその理由をまとめる

子どもの心に与える影響

かなり大きい部分を占めているところ

心(こころ)が問題になるんだ

勝利至上主義をやめなければ

人や物、機会を大事にするという気持ち、感謝の気持ち、あらゆるものへのリスペクトの気持ちが育たない

つまりはそういうこと

例えば

  • 負けるとか気にくわないことが起きると
    • 他人のせいにする
    • 人や物に八つ当たりする
    • 人を見下すようになる、見下した相手の言うことには反発、無視
  • 誤った認識が育つ
    • 勝つこと=楽しい
    • 負けること=楽しくない
  • 親の前だけいい子のふりをする
  • 狂気な大人や子供から受けるストレスがある

恐ろしくないか?

俺はこれを見てきた

なんでこうなるんだと

少なくても俺の目が届くところは

俺のほうから歩み寄ることでだいぶんと良くなってきたところもあるが

それでも間に合わない

子どもの体に与える影響

10歳~12歳はゴールデンエイジと呼ばれる年代である

ゴールデンエイジとは

体の動かし方、動作、技術を短時間で覚えることができる、一生に一度だけの貴重な年代

サッカーというスポーツだけで見ても様々なスポーツや知識をつけることはすべてサッカーに通ずるように思う

もちろんサッカーに限った話じゃない

ともかくこの年代は、脳神経がすさまじく発達するのでいろんなことを多く経験することがよい体の発達を促す

それを勝利至上主義に基づき

サッカーにのみ英才教育を半ば強制し

多様な経験を否定し、スケジュールをサッカーだらけにする

本当にそれでいいのか?

目を覚ましてほしい

あなた勝利至上主義のために子供を利用していないか?

勝利至上主義より大事なこと

サッカーを楽しむということ

それでいいんじゃないのか

あなたにも経験があるんじゃないか

好きこそものの上手なれ

有名なことわざ

子どもは楽しければ自分でうまくなるための道を歩むもの

親はサポートに徹し、けして強制するものではない

子ども自身でもっとうまくなりたい!って思うなら手助けは全力でしたらいい

だけど、時々見かけるけど

強い言い方で誘導していないか?

それは単にあなたの感想であって、思いではないのか?

今一度思い出してほしい

選択肢は提示すればいいけど、あくまで子供の様子を見てからだと思う

少年サッカーにおける勝利至上主義とは

言わずもがな

「勝ちにだけこだわること」

勝つためだけに固定メンバーを出場させる

ベンチに控えているメンバー(スタメンではない)は勝てると踏んだ試合の後半を少しだけでる

こういう試合の采配が分かりやすいところ

だけど勝つことが悪いことじゃない

問題なのは勝つこと「だけにこだわるからダメなんだ

この「だけ」という部分

これが全日本柔道連盟も言っている「行き過ぎた勝利至上主義」のところだと思う

そのために

空いた時間はスクールやら自主練で埋める必要があって、それをやっていない者は

「ダメな奴」とレッテルを貼っていく

果たしてそれがいいのか、いいわけがない

そもそもそんなに勝ちたいのは誰なんだ?

子どもか?

いや

本当に勝ちを求めているのは親、保護者だ

自分の子どもはレギュラーとしてコートに立ってなきゃいけないし、エースでありたい、周囲から褒められていないと気が済まない

子は親を見て育つ

子どもは親に求められること、褒められたい思いで行動する

どうだろうか?

それでも本当にそんな子に育っていいと思うのか?

サッカーを好きにさせる必要がないというコーチがいた

一緒にやっていたコーチで

指導についてやり取りしているときに

俺は「子どもたちにサッカーを好きでいてほしい」ということを伝えたところ

「サッカーを好きでいるかどうは俺らがいうことじゃない。そんなことは知らない」と言った

そのやり取りだけなら文脈で解釈は変わるかもしれない

ただ、実際に彼が行っていた言動はまさに勝利至上主義の権化であるようなものだった

  • 親の見えないところで罵倒、暴言
  • 自分の子どもをみんな(子供や保護者)の前で罵倒
  • 練習試合の一部以外、固定メンバーに近い状態で出場させる采配
  • サッカーがまだ上手ではない子供はお荷物扱い
  • ジグザグドリブルでうまくない子が失敗して、自分の子どもの進路の邪魔するといって「どけよ」と言った
  • うまいチームと下手なチームに分けたがった
  • 下手な子を出すくらいなら下の学年のうまい子を出したがった
  • 俺との調整がうまくいかないとすぐにさじを投げた
  • 意見が強いと思う人とすぐにつるみ、意見を強化する

書いてみてわかるが、子どものようじゃないか

彼自身が勝利にこだわり、少年サッカーチームを利用しているに思えた

移籍のドミノ倒し

上のようなコーチが強い発言力でチームの雰囲気を作り

勝たないといけない、勝たないような練習するやつらが悪い、なるべく練習しろ、下手なのは練習をしていないから

勝たなきゃいけない

そういう誤った認識が少しずつ浸透していった結果

最終的には移籍のドミノ倒しが始まった

詳しくは別の記事に書いている

カップ戦の試合に全員を出すようにしたら保護者が激怒

カップ戦っていうのは、練習試合ではなく、どこかのチームがいろんなチームを招待して行う大会のこと

参加チーム数は5チームから32チームなど規模は様々

公式戦ではないし、その後の結果が何かにつながるわけではない、そういうもの

ただ、大会なので勝ちたいという気持ちがあって当然

子どもたちも何かしらプレッシャーはあってもおかしくない

とあるカップ戦で俺は今後のことを考えて、これまでの勝ちにこだわった出場のさせ方ではなく

ある程度全員が出場できる采配プランにした

結果的に大敗で1勝もすることなく大会を終えた

その日の試合前のミーティングでは「もっともっと強くなるために、みんなが強くなる必要がある。だから、みんなが試合出るようにする」といったことを伝えた

保護者も見ていた

それでよいと思っていた

当然それは目の前の戦力を落ちてしまうことも伝えた

勝てるか負けるか試合のハーフタイムの時に

ある子から「このままいきたい。このままいければ勝てるかもしれない」という発言があった

そうかもしれない

チームとしては勝てるかもしれない、正直少し迷った

だけど、このプレッシャーがある状態こそ成長するときではないか

だからこそこれまでベンチでその光景を見ていたメンバーがピッチ上でどうするか

どういう経験をするかが成長ではないかと思い

「いや、予定通り、メンバーを変える」と伝えて、惜しくも負けた

ただ、全試合を終えて、そこまで子どもたちに怒りのような感情はなかったと思う

もしかしたら「あきらめ」だったのかもしれないけど

その時の俺はそう思わなかった。だからこれでよかったのだと思って終わった

しかし、その後もう一人のコーチから「保護者が怒っていたと」聞いた

聞いたときは「え?」怒っていたのか?

俺の目は節穴だったのか、耳に入らないようにしていたのか

全く分からなかった

その後上であるような移籍ドミノ倒しにつながっていった

保護者はこう思っていたと思われる

「うちはサッカーに情熱があり、費やしている時間やお金をかけている。そうではないご家庭の子と同じは納得がいかない。」

ある意味、合理的にも思える

だけど、やはり人に対する感謝や尊敬の気持ち、いわゆるリスペクトの気持ちはそこには感じられないし

そういう環境なのだと思い知った

例えば、こう考えることはできないのか

コーチの采配を見て、方針が変わって、自分の子出場機会が減った

だけど、普段出ていない子が楽しそうに、頑張っている、頑張れ

普段ピッチ上にいる子がベンチから声を出して応援している

それもいい経験になるな、人を応援できるんだ

出場機会こそ減ったけど、それから得られるものもある、チームも強くなるかもしれない

それならそれでいいんじゃない?

自分の子のサッカー技術って側面だけで見れば、何かを失ったように思う

それはショックかもしれない

だけど、もう少し引いてみたら、それ以外の経験もできる、心が強くなる

ゴールデンエイジなんだから多様な経験が心や体の栄養になるんじゃないのかと

俺は思うんだけど

どうかな?

というわけでまとめ

今回は、少年サッカーにおける勝利至上主義はマジでやめるべきという主張をした

いち早く危機を感じ取った全日本柔道連盟は全国大会を2022年3月に廃止すると発表した

海外でも全国大会の廃止の動きは広がりを見せている

しかし、少年サッカーにはこのような考え方はまん延していると感じている

特にこの少年期、10歳から12歳のゴールデンエイジに人や物、機会などあらゆるものへの感謝の気持ちを持った心、サッカーに限らない多様な経験が子どもたちを立派な大人にする要素だと思う

そのスポーツ一点で勝利に「だけ」こだわる勝利至上主義から脱却が必要

子どもは親を見て育つもの

だからまず、親、保護者である我々から始める必要がある

できることしかできない

でも、できることなら聡明なJFAの偉い人、気づいてください

サッカーのノックアウト式の全国大会が本当に必要ですか

あなた方からの通達が現場には必要です

地域の組織は根強く、伝統もある

30年監督している人もいる

だからこそトップが言わなきゃいけない

JFAからのスポ少だけに関わらずクラブチーム、少年サッカー界全体が勝利至上主義をいち早く脱却すべきだと

子どもたちの心身がぐんぐん成長するために

俺はそう思う

なおば

スポ少に疲れてしまったら少し月謝は掛かるけどこんなのものあり

リベルタサッカースクール

リベルタサッカースクールは全国約1,500箇所、約20,000人のお子様が通うサッカースクールで、定期的な指導研修を受講した指導員による指導でサッカーの技術向上、運動能力の向上をめざしているとのこと

責任を持ったプロ正社員・チームによっては父母会が結成されており、保護者間の関係が非常に濃厚な場合もあるが、リベルタサッカースクールでは、お茶くみ当番や祝勝会などの保護者様の負担となるようなことは一切なし

スポ少のほかによい選択肢はないかってんならリベルタもありだな

「リベルタサッカースクール」の無料体験会へ参加

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